映画感想のおしながき

自分用のネタバレ感想の備忘録。星は出来の良さではなく好き嫌いでの5段階。

ディキンスン~若き女性詩人の憂鬱~ Season1(Apple TV+オリジナルドラマ)

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ディキンスン~若き女性詩人の憂鬱~ Season1

ドラマ情報

  • 2019年制作 全10エピソード
  • 製作国:アメリ
  • 原題:Dickinson

出演
ヘイリー・スタインフェルド/エミリー・ディキンスン
トビー・ハス/エドワード ・ディキンスン
ジェーン・クラコウスキー/エミリー・ノークロス・ディキンスン
エイドリアン・ブレイク・ エンスコー/オースティン・ディキンスン
アンナ・バリシニコフ/ラヴィニア・”ヴィニー”・ディキンスン
エラ・ ハント/スー

あらすじ

エミリ・ディキンスンは、詩人、娘、そして完全なる時代の反逆児。これは、世界一の詩人になると心に誓った彼女の成長物語。

観ようと思ったきっかけ

 

ネタバレ感想

エピソード1:死のために私は止まれず 34分
自作の詩を発表しようと試みたエミリは激しい反対に遭う。

初回はキャラクターの相関図説明。
エミリは詩を書く女の子。家事は苦手。親友のスーと密かに恋仲。

パパ弁護士。今度選挙に出るみたい。エミリが詩を書くのを嫌がってる。
ママ専業主婦。エミリと嫁がせるために殿方を呼ぶ。
兄オースティン。スーと結婚する。実家の隣に家を建てる。毛量が多い。
妹ラヴェニア。家事が出来る。
スー。エミリの親友。家族がみんな死んでしまったため、餓死しないためにオースティンと結婚する。


エピソード2:私は火山を知らない 27分
エミリとスーは講義を受けようと、女人禁制のアマースト大へ潜り込むため策を講じる。

エミリとスーのイチャイチャ回。ふたりの男装が可愛かった。火山とオーガズムです。


エピソード3:嵐の夜 26分
エミリとオースティンが催したパーティーで、それぞれのスーに対する愛情が葛藤をもたらす。

パパとママが出張。今夜はいない。よっしゃ!みんな呼んでパーティーじゃ!アヘン飲んでぶっ飛ぶぜ!父親がサムライの日系アメリカ人出てきた。オースティン強引にスーと婚約したことを発表する。エミリの生理の確認の仕方が笑った。そんな二人に挟まれて息苦しくなったスーは家出したのである。

エピソード4:独りになれない 28分
お気に入りの木が危機にさらされ、エミリは作家(ジョン・ムレイニー)を助けるを求める。

ボストンに行ってしまったスーから手紙が来ないエミリイライラ。オースティンには届いてるから余計にイライラ。パパの鉄道建設計画でエミリのお気に入りの木が倒されてしまう!これはいけないと環境問題に詳しい作家に助けを求める。エミリは作家も自分と同じ孤独を愛していると思ったら彼の周りには人がたくさんいた。それを知ったエミリは作家に落胆。オースティンは下手な詩を披露。パパ、なんだかんだ言ってエミリに甘いから木を避けて建設してくれるってさ。


エピソード5:肉体を持つのが怖い 28分
仲間とのシェイクスピア・クラブの集まりで、エミリは難しい問題に直面する。

ジョージ、エミリパパに結婚したいことを告げるがパパ却下。黒人奴隷が逃げて使用人外に出たくない。スー、ボストンでも苦しい生活。幸せになってくれ。


エピソード6:短くも辛抱強い病気 29分
詩作に集中しようと仮病を使ったエミリは、父親の法律事務所の新人助手との間に絆を見いだす。

エミリ、パパの助手のベンと出会う。彼は自分と同じ考えを持つ人。自然と仲良くなる。パパとママ、エミリが死ぬ病気と医者に言われ暴露大会になる。ママ・・・。

スー、エミリから手紙を貰い戻ってくる。私の愛はあなただけと告白するが、エミリはベンに心変わりしオースティンの想いも知っているので断る。

 

エピソード7:勝利による敗北 27分
父親の選挙当日、エミリは再び詩を発表しようと試みる。

投票日、エミリたちはサーカスに夢中。だって選挙権ないから意味ないもん。ベンから詩のコンテストがあることを教えてもらう。オースティンに名前を借りて応募したら優勝したが、パパにエミリの詩とばれて怒られビンタされてしまう。それを立ち聞きしてしまうメイドのマギー。パパ、落選したと思って半分八つ当たり的なビンタ。しかしパパギリギリで当選。エミリは現実逃避でサーカス団の一員になった。

 

エピソード8:斜めに差し込む光 32分
クリスマスの日、エミリは女子力を発揮し、良妻を装う。

クリスマスなのにパパはワシントンへ出張。ママ寂しくてふて寝。エミリはベンのために料理を頑張る。そんなエミリを見てスー嫉妬。クリスマス翌日、手袋を忘れたベンが現れる。エミリとベン、キス。

 

エピソード9:信仰は良き発明 32分
日食の間、エミリは家で死の影に直面する。

ベン結核で死ぬ。


エピソード10:頭の中で感じた葬式 30分
周囲の人々との関係で大きな葛藤を経たエミリは、人生の新たな章へと踏み出す。

オースティンとスーの結婚式。その前にエミリは詩をスーに渡す。ふたりで外へ出る。スーのドレスが汚れる。オースティン怒ってエミリを部屋に閉じ込める。エミリまた妄想。ゾンビベン登場。オースティンが気になってたことを告白。パパ家に戻る。

まとめ

エミリ・ディキンスン。
実在する詩人。生前は無名だったけど死後2000編の詩が見つかり有名になったそうだ。
wikiだとエミリー・ディンキンソン表記なのね。どっちが正しい表記なんだろ。

ディキンスンのこと全然知らないのだが、ヘイリー・スタインフェルドにぴったりの役だなって思った。彼女を活かした演出で良い。私が見たかったヘイリー・スタインフェルドの演技!

ディキンスンのこと全然知らなかったので、エミリとスーがキスしたのビックリ。
ふたりが恋仲のはっきりとした史実はないらしいのですが、ふたりが恋仲だったのでは?と言う仮説が人気らしい。詳しくはググってwikiって下さい。

スー役のエラ・ハント。どこかで見たことある顔だと思ったら『アナと世界の終わり』のアナ役の子だった!スッキリ!


途中、エミリといい感じになるベンがあっけなく結核で死んじゃうのはちょっと驚いた。

このドラマの軸はエミリとスーの関係ってことでいいのかな。
わたくし個人としてもエミリとスーの関係はとても興味深いと感じます。うふふ。


エミリ・ディキンスンを知らなくてもこの時代のアメリカを知らなくても楽しめるポップでちょっとお下品なテイストなのが良いですな。
変に堅苦しくなく気軽に見れる感じ良い。時間も1エピソード30分前後だし。頑張れば一日で一気見できちゃう。


エミリが女性としての自由がない!と愚痴ってたら、黒人使用人のヘンリーが「あなたは父親に守られてる(我々黒人のように襲われる危険性がない)」と重めのジャブを繰り出す演出も好き。これから南北戦争も入れてくるのだね。きっと。ポップだけどこういうさりげない負の歴史を混ぜるの上手い。お説教臭くないのが良い。

面白いのでシーズン2も観賞続行です。

星:★★★★

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