映画感想のおしながき

自分用のネタバレ感想の備忘録。星は出来の良さではなく好き嫌いでの5段階。

マイ・ブロークン・マリコ【85分】

マイ・ブロークン・マリコ【85分】

映画情報

2022年制作 時間:85分 製作国:日本
監督
タナダユキ
出演
永野芽郁/シイノ
奈緒マリコ
窪田正孝/マキオ
尾美としのりマリコの父親
吉田羊/キョウコ

あらすじ

鬱屈した日々を送るOL・シイノトモヨは、テレビのニュースで親友・イカガワマリコが亡くなったことを知る。学生時代から父親に虐待を受けていたマリコのために何かできることはないか考えたシイノは、マリコの魂を救うために、その遺骨を奪うことを決⼼する。「刺し違えたってマリコの遺骨はあたしが連れてく!」。マリコの実家から遺骨を強奪、逃走したシイノは、マリコの遺骨を抱いて“ふたり”で旅に出ることに。マリコとの思い出を胸にシイノが向かった先は・・・

観ようと思ったきっかけ

  • 映画製作発表からずっと楽しみにしてたから

ネタバレ感想

映画館で。

この映画ね、ずっと楽しみにしてたんですよ。
なので初日のレイトショーで観に行ってきました。次の日がファーストデーで安く観れるのにね。でもそのおかげかみんなソロ客で静かな環境で観れたのは良かった。若手俳優が主演の映画って客層が悪い感じが多いけど今回は大丈夫だった。

ちなみに原作の漫画はシイノがマリコの遺骨を奪うあたりまでしか見てません。前にWedで無料公開してたのをのぞき見した程度。
あえて漫画も読まず予告も観ずに行きましたよ。

監督はタナダユキ。わたしが信頼している監督の一人。
主演は永野芽郁ちゃん。朝ドラ「半分、青い。」みて好きになった。
助演は奈緒ちゃん。彼女も同じく「半分、青い。」みて知って好きになった。
と、期待満々の監督とキャストが作った映画を観た結果、なんとも後味がする内容だった。
これあれだ。去年の『プロミシング・ヤング・ウーマン』観た時と同じ気持ちだよ。虐げられ死んだ親友の為に体を張る主人公。

まぁ、好みが分かれるタイプの映画ですがわたしは好きです。
恋愛関係ではない女同士の強い感情の結びつきや絆が観れる映画、好き。えぇ、好きです。

シイノはどうやったらマリコの死を回避することができたか?ってずっと考えてた。
親友でダメ。じゃあ恋人だったら?シイノが男だったら?と悶々と考えてたら行きついたところは劇中でマリコが言ってた「シイちゃんから生まれたかった」なんだろうか。シイノがマリコのお母さんだったら父親の虐待が起きる前にマリコを連れて出てったと思うよ。そんなことは無理だけど。

主演の永野芽郁ちゃんの感情を爆発させる演技好きなんですよね。あとね、体が細いからスーツ姿がめっちゃ細いなって思った。シイノのスマホが割れてるのが良いなって。シイノ画面割れててもそのまま使いそうだもんね。原作の漫画でもスマホ割れてんのかな。
マリコ役の奈緒ちゃん。これは奈緒ちゃんで良かったなって思った。永野芽郁ちゃんと奈緒ちゃんはプライベートでも友達みたいなので相性が良かった。ふたりをキャスティングしてくれてありがとう。ちなみに監督は二人が友達って知らずにキャスティングしたそうです。これは奇跡!

窪田くんはお助け天使役でしたね。思ってたより出番があった。

一つ気になったのが中学生のシイノが火の付いたタバコを持ってるシーンがあるんだけど、映倫でPG12になってないんですよね。未成年の軽犯罪行為はだいたいPG12が付くんだけど。吸ってないからOKって解釈なのかな。

あと、この映画もし10年前に作るならシイノは蒼井優マリコ宮崎あおいでマキオは松ケンか森山未来で観たいなって思った。

まだちゃんと読んでないですけどパンフレットも良くできてました。
プロダクションノートやスタッフさんの紹介、芽郁ちゃんと奈緒ちゃんのインタビュー、小ネタ紹介、キャラクターの部屋のデザイン、そしてなんといてもシナリオ決定稿が載ってるのはすごい!1000円でちょっとお高めですが1000円以上の価値あるんじゃないかな。映画が気に入った人は是非ご購入をおすすめします。

星:★★★★★

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