映画感想のおしながき

自分用のネタバレ感想の備忘録。星は出来の良さではなく好き嫌いでの5段階。

ある男【121分】

ある男【121分】

映画情報

2022年制作 時間:121分 製作国:日本
監督
石川慶
出演
妻夫木聡/城戸章良
安藤サクラ/谷口里枝
窪田正孝/谷口大祐

あらすじ

弁護士の城戸は、かつての依頼者・里枝から、亡くなった夫・大祐の身元調査をして欲しいという奇妙な相談を受ける。里枝は離婚を経験後に子どもを連れて故郷へ帰り、やがて出会った大祐と再婚、新たに生まれた子どもと4人で幸せな家庭を築いていたが、大祐は不慮の事故で帰らぬ人となった。ところが、長年疎遠になっていた大祐の兄が、遺影に写っているのは大祐ではないと話したことから、愛したはずの夫が全くの別人だったことが判明したのだ。城戸は男の正体を追う中で様々な人物と出会い、驚くべき真実に近づいていく。

ネタバレ感想

映画館で。

面白かった。
メインキャストの3人の演技が上手い。
特に安藤サクラが絶品でした。冒頭で実家の文房具屋で店番しててペンをいじりながら泣くシーンで「これは良い映画だ」と確信しました。
演技が上手い人って演技が上手いですよね。

夫の1回忌で夫の兄が訪問してきて遺影をみて「弟じゃない」と言ったことからはじまる人探しミステリー。
安藤サクラから夫探しを依頼されたのは妻夫木聡。在日三世の弁護士役。
弁護士って人探しもやってくれるの?探偵みたいだった。

窪田正孝は本物を殺して戸籍を奪った?と最初の予想ははずれ、死刑囚の息子という自分ではどうすることもできない属性を隠すため戸籍を変えていた。プロボクサーの才能があったのにスポットライトを浴びるとどうしてもその属性が邪魔をする。
主人公の妻夫木聡は在日三世設定なので、彼に多少は感情移入してたんではないだろうか。

ラスト、妻の浮気LINEを偶然みてしまった妻夫木聡。彼もまた、他人になりすましてバーで出会った男性に自分の話をしていた。という、オチが面白かった。

あと、やっぱり窪田正孝には「舐めてた相手が実は超強かった」映画の主演をはっていただきたい。アジョシのリメイクとか彼に合いそうだよ。

星:★★★★

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