映画感想のおしながき

自分用のネタバレ感想の備忘録。星は出来の良さではなく好き嫌いでの5段階。

ザ・バンカー【120分】

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ザ・バンカー【120分】

映画情報

  • 2020年制作 時間:120分
  • 製作国:アメリ
  • 原題:The Banker

監督
ジョージ・ノルフィ
出演
アンソニー・マッキー/バーナード
サミュエル・L・ジャクソン/ジョー
ニコラス・ホルト/マット

あらすじ

1960年代、2人の起業家が不動産売買での人種差別に立ち向かおうと巧妙なビジネスプランを考え出す。黒人もアメリカンドリームをつかむ権利を手にできるように奮闘する2人の実話に基づいた物語。

観ようと思ったきっかけ

AppleTV+無料期間なので

ネタバレ感想

黒人差別が横暴していた1960年代、黒人二人組が不動産と銀行を買い取って金儲けと黒人に融資をした話。

これは面白かった。
黒人差別を不動産屋目線で見る感じが新鮮だった。実話を基にした話なのね。
主人公のバーナードはテキサス出身の黒人。少年時代は靴磨きをしていた。その頃から金儲けの事を考えていて数学に強い。

大人になりバーナードは不動産業をする。黒人だと銀行から融資を借りれないので、同業の白人のバッカーと対等のパートナーを組む。バーナードが電話で営業、バッカーは表に出て契約する流れ。良い感じに事業がいってたのにバッカー突然死。こりゃビックリ。バッカーの奥さん、黒人と共同権利は嫌だと言って低価額で買い取る。
バーナードめげずに次の共同事業主を探す。カリフォルニア出身のお金持ちのジョーと組むことに。ふたりとも黒人だから銀行は融資してくれない。バッカーと同じように白人に契約をしてもらうことに。その役に選ばれたのはマット。アイスクリームドライブスルー業が上手くいかなかった過去があるマット。労働階級の青年なのでバーナードとジョーは彼をお金持ちの白人に作り上げることに。
素質と記憶力があったマットはめきめきとそれっぽい青年になっていった。マットのおかげでバンバンと物件を購入していく。

バーナード、次は故郷のテキサスで銀行を買い取り黒人に融資できるようにすると意気込む。ジョー上手くいくはずがないと反対するも、バーナードの押しに負け買い取る。もちろん、マットが表に出て契約。そこで目障りな人物が現れる銀行オーナーの息子のフローランス。バーナードたちが現れなかったら時期オーナーになるはずだったから嫌がらせしてくる。
そしてその罠にかかったマット。彼、絶対やらかすと思ってた。そしたら案の定やらかしたよ。

で、フローランスの嫌がらせやマットのやらかしがあって結局バーナードとジョーは捕まって刑務所行き。マットは無罪。フローランスは低価額で銀行を取り戻した。モヤっとした終焉だけど、最後の最後、マットが彼らのためにバハマに家を残していたのはほっとした。

黒人差別、バスやトイレが白人と黒人と別れているのは知っていたけど、銀行から融資を借りれないってことは考えたこともなかった。
黒人に融資しなければ家も買えない仕事も雇われたまま。お金をもうけられない。アメリカンドリームをもてない。

そこでバーナードは黒人住宅地が人であふれかえってるから白人エリアに黒人の富裕層を引越しさせるため物件を持つ。テキサスの銀行買収も同じように融資が受けられない黒人のために行ったってのがすごい。志の高い人だ。実話だから余計にね。

アンソニー・マッキーMCUのファルコンからキャプテン・アメリカになった男なので今回の役も正義感のある誠実な役がキャップっぽかった。
サミュエルの叔父貴は叔父貴っぽい役だった。
ニコラス・ホルトは善人な若造だけど爪が甘いとこが良かったね。

星:★★★★

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