映画情報
- 2022年制作 時間:121分
- 製作国:日本
監督
三木孝浩
あらすじ
高校生の透と真織は、嘘の告白がきっかけで「恋人のフリ」から、いつしか本気で付き合うように。しかし真織には1日分しか記憶を保てないという秘密があった。 (映倫からの引用)
ネタバレ感想
アマゾンプライムビデオで。
三木孝浩監督の作品ってハズレが少なくて、個人的に好きな監督さんのひとりです。
三木孝浩監督は純愛ラブストーリーを撮るのが日本一上手い人だと思います。それプラス、俳優を日本一綺麗に撮る人でもあると思います。
こちらの作品、とてもとても良かった。
すっかり作品の中に入り込んでしまってね、もうね嗚咽ですよ。こんな感情移入した作品久しぶり。逆に映画館で観なくてよかった。これ映画館で観てたらティッシュが足りなくて大惨事になってたと思う。
記憶障害系ラブストーリーって割とメジャーなジャンルですが、こちらは少し変化球になってましてそこが新鮮でしたね。
まず、すでに記憶障害になってる状態から始まるんですね。
こういうラブストーリーって相手と良い感じになる頃合いに病気発生して「これからふたりで支え合おうぜ」って流れになるじゃないですか。
この作品はそのセオリーは入れてなくて、冒頭で記憶障害が改善しつつある状態で始まるんです。
そこから回想で始まる感じ。
その始まり方はよかったけど、ちょっと時間軸が入れ違うので前半はちょっと今がどの時間帯にいるのか迷子になりかけた。それも終盤にすべて説明シーンが入るのでちゃんと頭の中が整理できる構成で優しい。
泉ちゃんが真織の日記を読むシーンがちょいちょいカットインされてるので、もしかして「透はもうこの世にいない?事故死か?」と思ったら心臓病の突然死でほんとうにいなくなっちゃって泣いた。真織の日記の中の透も消しちゃって更に泣いちゃった。お姉さんが日記の中の透を消して泉ちゃんに上書きするシーンはベロベロに泣いた。嗚咽ですよ。
主演の福本莉子ちゃんと道枝くんキラキラしてて、スタイルが少女漫画から飛び出してきたような細さでこういうラブストーリーにぴったりのキャスティングだと思いました。
三木孝浩監督はふたりをキラキラに綺麗に撮っててさすがだなって思った。
この映画韓国でヒットしてその流れで道枝くんも人気者になったんだとか。
全てを知ってて真織を支え続けた泉ちゃん役の古川琴音さんも良かった。
泉ちゃんもそうとうしんどい立ち位置だったよな。透に頼まれて真織の日記から透を消しちゃって後悔して泣いちゃうの。観てるこっちも一緒に泣いちゃった。
そして三木孝浩監督作品といえば野間口さんを探せですが、今回はとても簡単でした。真織の父親役でした。
野間口さんは簡単でしたが、いじめられてたおデブちゃん役が前田前田のお兄ちゃんだったのはエンドロールまでわかりませんでした。
星:★★★★★
ブログランキング参加してます。クリックして頂けるとありがたいです。