映画感想のおしながき

自分用のネタバレ感想の備忘録。星は出来の良さではなく好き嫌いでの5段階。

護られなかった者たちへ【134分】

護られなかった者たちへ【134分】

映画情報

2021年制作 時間:134分 製作国:日本
監督
瀬々敬久
出演
佐藤健/利根泰久
阿部寛/笘篠誠一郎
清原果耶/円山幹子
林遣都/蓮田智彦
永山瑛太/三雲忠勝
緒形直人/城之内猛
吉岡秀隆/上崎岳大
倍賞美津子/遠島けい

あらすじ

東日本大震災から時を経た現代の宮城県内の都市で全身を縛られたまま放置され、餓死させられるという凄惨な 連続殺人事件が発生する。被害者たちはそれぞれ善人、人格者と言われていた男たちだった。宮城県警捜査一課 の笘篠誠一郎は、2つの事件からある共通項を見つけ出す。捜査線上に浮かび上がった容疑者は刑期を終えて出所したばかりの利根泰久、31歳。知人を助けるために放火、傷害事件を起こして服役していた元模範囚だった。 犯人の決定的な確証がつかめない中で、新たな第3の事件が起こり...。裁かれなかった罪と罰、正義が交錯した果てにあったのは、あまりに切なすぎる真実だった。

観ようと思ったきっかけ

ネタバレ感想

アマゾンプライムビデオで。

東日本大震災生活保護が関連した連続殺人事件が起きる絶望なお話。

殺されるのが瑛太緒形直人、殺させそうになるのが吉岡秀隆。なんて豪華な被害者たち。特に瑛太の子憎たらしい演技は最高でした。ありゃ、カチンとくるわ。
彼らはみな、生活保護担当の福祉の人。倍賞美津子生活保護を拒否したせいで殺されちゃう。

犯人は佐藤健とみせかけて清原果耶の単独犯。
清原果耶ちゃんが被害者の部下役で終わるはずないので、黄色いジャケットの子供が女の子ってわかったら、すぐに彼女は大きくなったら清原果耶ちゃんになるのだな。役名をわかりやすく名札で見せて、子供時代にはカンちゃんって呼ばれてるけど、名札に漢字で「丸山幹子」書かれるから幹をカンって読んでカンちゃん。劇中で阿部寛も丁寧にわかりやすくセリフで説明してくれてた。
子供が清原果耶ちゃんってわかった時点で真犯人は彼女だなってわかるが、ここでふと疑問点があがる。清原果耶ちゃんが犯人だと成人男性を拉致して拘束監禁はさすがに体力的に無理じゃね?と思い、やはり佐藤健が共犯者?それとも同僚の井之脇海がなんやかんや理由付けて協力させられたり?って予想したけど、結局清原果耶ちゃんの単独犯だった。
ラスト、彼女が犯行を行ってるシーンがわかりやすく丁寧に入ってたけど、髪の毛降ろしたままだったのはダメでしょう。現場にDNA残してるでしょう。髪の長い毛が落ちてたら科捜研が調べると思うけど、現場調査で見つからなかったのか?せめて、髪をまとめた状態で犯行してほしかった。

生活保護は恥じゃありませんよ。どんどん申請して国に養ってもらいましょう。国がちゃんとした経済政策を考えなかったせいですからね。責任取ってもらいましょう。

星:★★★★

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