TAR/ター【158分】
映画情報
- 2022年制作 時間:158分
- 製作国:アメリカ
- 原題:TÁR
監督
トッド・フィールド
ネタバレ感想
映画館で。
オリヴィエ・アサイヤスの『アクトレス 女たちの舞台』と『パーソナル・ショッパー』みたいな感じだった。
スタッフロールが最初にくるとは思わなくてちょっとビビった。
ケイト様、ほぼ出ずっぱりでセリフがめちゃくちゃ多かったし、ドイツ語しゃべってたし色々大変そうだった。
ドイツ語は英訳も出てなかったけど、ケイト様のドイツ語は流暢だったのだろうか。これはドイツ語が分かる人しか分からない。
映画のタイトルが主人公の名前。
だからか、リディア・ターの生活を覗いているかのような感じ。
冒頭のインタビュー、字幕追うので精一杯。長回しの生徒へのパワハラと貧乏ゆすり、息苦しい。
ターは指揮者だけど思ってたより指揮するシーンが少なかった気がする。
ターが指導してた若い指揮者が自殺した辺りから物語が派手になってくる。
そして若いロシアのチェロ奏者の登場。助手のフランチェスカが突然の辞職。
じわじわとターが追い詰められていく様を演じるケイト様の迫真の演技。
ケイト様の演技が迫力あったからあれですが、やってることは若い子のケツを追っかけてパワハラ(セクハラもかな?)告発された権力者が転落していく様子を淡々と描いていた話でした。
毛が生えたマーク・ストロング。最初、彼だとは思わなかった。ケイト様にぶん殴れてました。
助手のフランチェスカは『燃ゆる女の肖像』のノエミ・メルランだった。彼女もまたターにこき使われえただけの子だった。
結局、ターはマーク・ストロングを公の場でぶん殴ったせいで、ヨーロッパで指揮を触れず、中国に移ってコスプレフィルムコンサート的な舞台で指揮をして終わり。中国での仕事はプライドが許さなそうだけどギャラは高そう。
星:★★★
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