映画情報
- 2021年制作 時間:117分
- 製作国:イギリス・ドイツ・チリ
- 原題:Spencer
監督
パブロ・ラライン
出演
クリステン・スチュワート/ダイアナ妃
ジャック・ファーシング/チャールズ皇太子
ティモシー・スポール/アリステア・グレゴリー少佐
サリー・ホーキンス/マギー
ショーン・ハリス/ダレン
あらすじ
1991年のクリスマス。ダイアナ妃とチャールズ皇太子の夫婦関係はもう既に冷え切っていた。不倫や離婚の噂が飛び交う中、クリスマスを祝う王族が集まったエリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウス。ダイアナ以外の誰もが平穏を取り繕い、何事もなかったかのように過ごしている。息子たちとのひと時を除いて、ダイアナが自分らしくいられる時間はどこにもなかった。ディナーも、教会での礼拝も、常に誰かに見られている。彼女の精神はすでに限界に達していた。追い詰められたダイアナは、生まれ育った故郷サンドリンガムで、今後の人生を決める一大決心をする――。
観ようと思ったきっかけ
- クリステン・スチュワート目当て
ネタバレ感想
映画館で。
クリステン・スチュワート。
『アクトレス~女たちの舞台~』から好きなんですよ。それまではトワイライトの子だねとかスノーホワイトで監督と不倫してパート2ではいないことにさちゃった子だね、くらいしか思わなかった人なんですけど、アクトレスのメガネ姿をみて一目惚れ。それ以降彼女の出演作品は『セバーグ』以外は日本で見れる作品は観賞済み。
クリステンの何が好きって一番は顔なんですけど、辛い役が多いってのも大きいですね。
わたくし、好きな俳優の辛い役が大好物でして。クリステンは大体しんどそうな辛い役ばかりやってるんですよね。最近の楽しそうな役はリメイク版の『チャーリーズ・エンジェル』くらいだよ。
今回のクリステンは故ダイアナ妃を演じてます。これはクリステン史上かなり辛いしんどい役なのでは?って思うくらいずーと辛そうなの。そしてずっと出ずっぱり。おかげで初のオスカーノミニーされましたね。約2時間クリステンのしんどい演技が見れて満足です。
アメリカ人のクリステンがダイアナ妃を演じるのを否定的に思っている人たちに対して、監督が「ダイアナ妃もクリステンもパパラッチに追われた体験をしているので、彼女の気持ちがわかるのはクリステンだから起用した」的なインタビューをネット記事で読んだんですけど(どこの媒体だかは忘れた)たしかにクリステンもトワイライトで成功してからずっとパパラッチに狙われてたもんね。まだティーンだったのに。だもんだから、大勢のカメラが向けられるシーンは恐怖を感じた。そういう演出してたもんね。シャッター音が怖い。
ダイアナ妃は存じておりますが夏休みの終わりに交通事故で死去してしまったくらいの知識しかありませんでしたが、しきたりの多い旦那の実家に帰省、しかし旦那は不倫中、姑は絶対的な存在、周囲は噂好き。これは旦那の実家が田舎の奥様は共感MAXになるのでは!?と、観賞中思ってました。居心地が悪い旦那の実家ほど行きたくない場所だよね。
そんなダイアナ妃の心の支えとして衣装係のマギーがいました。
サリー・ホーキンスです。パティントンのお母さんです。サリー・ホーキンス良かったですね。元々彼女のことも好きですけど、今回は役得でしたね。ボブヘアーが可愛かった。思ったよりも出番が少なかったのはちょっと残念だったけど。マギーは実際にいた人なのかな?マギーをモデルにした人がいた?それとも架空の人物?
冒頭に寓話ですって明記されてたので、どこまでは実話でどこからか脚色されてるのはわかりませんが。
終盤、マギーが戻ってきてふたりで海辺へドライブにきたシーン。泣くつもりはなかったけど、なんだか目頭が熱くなってしまった。マギーのカミングアウトで常にしんどそうにしてたダイアナ妃が驚いたり笑ったりと表情豊かになったんですよね。それみて泣いちゃった。
そのシーンでダイアナ妃はファーストフード大好きって言ってたので、ラスト息子たちと車で強制帰宅する途中でマック食べるんだろうなって思ったら、マックじゃなくてケンタッキーだった。
ダイアナ妃と関係ないシーンで一番好きなのは、車からコーギーがわらわらと出てきたところ。あそこちょっとほっこりした。
星:★★★★
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