映画感想のおしながき

自分用のネタバレ感想の備忘録。星は出来の良さではなく好き嫌いでの5段階。

真夜中のゆりかご【102分】

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真夜中のゆりかご【102分】

映画情報

  • 2014年制作 時間:102分
  • 製作国:デンマーク
  • 原題:En chance til

監督
スサンネ・ビア
出演
ニコライ・コスター=ワルドーアンドレアス
ウルリッヒ・トムセン/シモン
マリア・ボネビー/アナ
ニコライ・リー・カース/トリスタン
リッケ・メイ・アンデルセン/サネ

あらすじ

美しい妻と乳児の息子とともに、幸せな生活を送っていた敏腕刑事のアンドレアス。ある日、通報を受けて駆けつけた一室で、薬物依存の男女による衝撃的な育児放棄の現場に遭遇する。夫婦交代で真夜中に夜泣きする息子を寝付かせる愛に満ちた日々を過ごすアンドレアスだったが、ある朝、思いもよらない悲劇が彼を襲う。それをきっかけに、アンドレアスの中で善と悪の境界線が激しく揺れ動いていく。

観ようと思ったきっかけ

ネタバレ感想

DVDで。

スサンネ・ビア監督の未見映画だったので観てみた。

今回も監督お得意?の負の連鎖がこれでもか!と描かれていました。

主人公は刑事のアンドレアス。刑事でも夜泣きの赤ん坊(アレキサンダー)の世話をするイクメン
ある日、通報を受けて薬中カップルの家へ。そこは不潔でうんこまみれのおむつを履いたままの赤ん坊(ソーフス)の姿が。赤ん坊を保護したいが色々と難しいとのこと。
ある夜、赤ん坊がやけに静か。妻のアナが確認すると赤ん坊死んでた。アンドレアスが救急車を呼ぼうとするとアナが「通報したら自殺してやる」とブチ切れながら叫ぶ。アンドレアス、ドン引き。

ここで、薬中カップルの赤ん坊とすり替えるんだろうなって思ったらその通りの行動をするアンドレアス。
赤ん坊すり替えてきたアンドレアスにドン引きするアナ。お互いドン引き夫婦だね。
薬中カップル、朝起きたら赤ん坊死んでてパニック。そりゃそうだよね。トリスタンは狂言誘拐を起こすが、証言がうやむやなので逮捕。全部知ってるアンドレアスがカマかけて赤ん坊をどこにやったか問い詰める。

アナ、すり替えた赤ん坊を受け入れてまともになったかと思いきや、夜中に出かけてトラックを止めて運転手に赤ん坊を預けたすきに自分は橋から飛び降りて死亡。
ここまでは、赤ん坊が亡くなったショックで自殺した可哀そうな母親だったのに。。。

トリスタンの証言から無事赤ん坊の遺体を見つけた。そして司法解剖。赤ん坊特有の突然死だと思ったら、死因は揺さぶり症候群。故意に赤ん坊を強く揺らして殺したってことだった。
アナの発狂の原因は病院に連れてったら死因がわかっちゃうから。それがわかった時「すごい負の連鎖だ!」と感心してしまった。

相棒のシモンが赤ん坊が違うことに気づいてアンドレアスを確保。アンドレアス実刑にはならないが職を失い執行猶予になるだろうと。

ラスト、場面が変わりアンドレアス、ホームセンターで品出し。そこにサネの姿が。そのそばに小さな男の子がいる。もしやと思いアンドレアス、名前を聞く。男の子は「ソーフス」と名乗った。
ソーフス、キレイな服着てたし、サネは薬を断ってきちんと仕事してるんだろうと思わせる、負の連鎖だった物語はラストは少し優しく終わった。

星:★★★★

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