TOKYO VICE シーズン1【WOWOWドラマ:全8エピソード】
ドラマ情報
- 2022年制作 全8エピソード
- 製作国:アメリカ・日本
- 原題:TOKYO VICE
監督
マイケル・マン/デスティン・ダニエル・クレットン/HIKARI/ジョセフ・クボタ・ラディカ/アラン・プール
ネタバレ感想
huluで。
このドラマずっと観たかったんですよね。でもWOWOWドラマなので、WOWOWに加入してないと観れないからこうやって時間が経ってから別の配信サイトにお下がりとしてやってくるのありがたい。
舞台は1999年の東京。
アメリカのミズーリ州からやってきたユダヤ系アメリカ人青年が新聞社に入社しヤクザの世界に首を突っ込む話。
面白かったです。
主演はアンセル・エルゴート。
彼が起こした性的スキャンダルの件でモヤモヤしますが、ハリウッドの若手スターが日本に来て日本語をしゃべるのは新鮮でした。
アンセル日本語相当勉強したんだろうな。さすがに流暢ではないが何言ってるかは聞き取れるレベル。でも異国の言葉をずっとしゃべるのは大変らしく、アンセルのセリフは英語6割と日本語4割って感じだった。
中盤からアンセル演じるジェイクに合わせてみんな英語でしゃべってくれるんだ。出会う日本人みんな英語しゃべれてすごい、優しい。
日本人キャストがしゃべる英語ってネイティブな人からはアンセルがしゃべる日本語っぽく聞こえるのかな。
ネイティブな発音っぽいのは同僚役の二人と自殺しちゃった銀行員の人くらい?
主人公はジェイクなんだけど、若いヤクザの佐藤役の笠松将が実質の主人公だった気がする。
佐藤が一番魅力的で人間臭いキャラクターで好き。最終話で身内の下っ端ヤクザに刺されたけど生きててほしい。
笠松将ってジェネリック綾野剛ってイメージが強くて特に興味がなかったけど、佐藤役を見てから「綾野剛が演じそうな役、これから笠松将が演じればよくね?」って思うくらい笠松将の演技に打ちのめされた。
エピソード7くらいからジェイクの出番が極端に減った気がするのは、撮影がコロナ禍でやってたからアンセルがコロナになったとか?
それとも元々、ジェイクよりも佐藤推しの脚本だった?
エピソードを重ねていくたび、ジェイクが話の中心から外れて行ってそこに佐藤がいるって印象だった。
ジェイクが取材するよりも佐藤がヤクザの世界で生きる様をみてるほうが面白いんだな。
ジェイクが最初に追ってた闇金連続自殺事件は途中から放り投げてたけどシーズン2で取材再開する?
ジェイクの上司の菊地凛子の在日三世設定、ジェイクの同僚のトレンディのゲイ?設定もシーズン2で活かさせる時がくるのか?
ヒロインのサマンサ。
ひとりで異国でお店を出す夢を持つ強い女なんだけど、最終話脚本の都合でアホの子になってしまったのが残念。
ホストの山Pに騙されて一生懸命貯めた一千万円盗まれちゃったんだよ。親友のポリーヌのためとはいえ、単身で現場に行っちゃダメだよ。ジェイクか佐藤に連絡して一緒に現場に来てもらうようにしなきゃ。でもそれやっちゃったら、サマンサは千原会にお金を借りる設定が出来ないからこれはもう脚本のせい。
そしてホストの山Pは顔が良いだけのクズ野郎を演じてました。
メインキャストで発表されてたけど、登場シーンはかなり少なくて山P目的で観ると消化不良でしょう。
ちなみに渡辺謙の出番も思ったより少なくて、「お前ポスターに大きく顔載ってるのに出番少ないじゃないか!」って突っ込みました。
1999年の東京の風紀の再現精度は正直よくわからん。
バックで流れる曲が最初坂本九の上を向いて歩こうが流れて、「ハリウッドって日本のイメージってまだそこなの!?」って呆れましたが、次に宇多田ヒカル、ELT、hitomiが流れてきたので目をつぶりましょう。
車中、ジェイクと佐藤がバックストリートボーイズの曲で盛り上がって仲良くなったシーンはほっこりしました。
バックストリートボーイズ、当時めっちゃ流行ってましたね。
あと、わたしの中のイチオシ俳優の奥野瑛太さんが千原会の下っ端ヤクザで出てたのが嬉しかったですね。
星:★★★★
ブログランキング参加してます。クリックして頂けるとありがたいです。